今週のお題「あんこ」
お花見は大人のお酒の世界。子供の心で「あんこ」と云えばお正月になってしまう。
子供の頃のお正月は父の実家でお餅つき。両親、叔父、叔母、従姉妹、皆んなで祖母の指揮下でワイワイ云いながら。プレーン、ヨモギ、トチ、黒豆…他にもあったかなぁ。つき上がったら、祖母の作ったあんこを餅に入れて丸めて、粉をまいた平たい箱に並べる。
餅米を蒸す蒸篭や木の臼(うす)などの立派な道具は、まだ空き家のどこかに置いてあるはずだけど、今となっては使う者も無し。
男の子としては、台所の準備作業には全く興味が無く、あんこは餅に入れるサイズの団子状に丸めてあったと思うのだけど、作る手伝いをした記憶は無い。さすがに母や叔母は手伝ったはず。
元々甘党なので、今でもたまに、あんこ入りの菓子を喜んで口にするけど、自分で作ろうとは思わない。
祖母には勝てない。